2019年6月7日に明らかになった吉本芸人による【吉本興業闇営業】。
カラテカの入江慎也さんや雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンドンハーツの田村亮さん含む11名が謹慎処分となりました。
そもそも闇営業ってどういうことで、悪いことなのでしょうか?
闇営業であろう現場にいたことがある私の個人的な意見と、当時の様子などを書いていこうと思います。
闇営業とは?

闇営業とは、芸人の間で使われている業界用語。
芸人の多くは芸能事務所(芸能プロダクション)に所属されています。例えば、大手で言うと吉本工業や太田プロ、人力舎など。
その所属する事務所を通さずに、芸人が直接ギャラを受け取るような営業を【闇営業】と呼びます。【直営業】と呼ばれることもありますが、意味は同じ。
先輩や仲良し芸人から直接頼まれるなどのルートで営業に行くことがほとんどだそうです。
「闇」と言うとブラックな印象を受けますが、事務所的に見て「闇」(事務所にお金が入らない)なだけで、悪いことをしているというわけではありません。
今回の騒動は、闇営業そのものが問題なのではなく、営業先が反社会的勢力だったということが問題なんですね。
吉本芸人が結婚パーティーに!

5,6年前のことですが、以前勤めていた会社の従業員の結婚パーティーに、吉本芸人のTさんとNさんが呼ばれ間近で観覧することができました。
そこそこ有名な芸人さんです。
約30分ほど舞台に上がってネタを披露してくださいました。
呼んだ背景とギャラの金額

会社の社長が吉本有名芸人Jさんと友人関係になり、J さんのお声がけにより、事務所後輩であるTさんとNさんが結婚パーティーに参加。
ギャラは1人20万円だったと記憶しています。
これが事務所を通すと1:9の割合(芸人さんが1で事務所が9)という情報がありますから、それが本当であればギャラはかなり微々たるものになってしまいますね。
闇営業をしている芸人は多い

売れていない芸人は生活の為には仕方のないことなのかもしれません。
実際に楽しんごさんも、3月の自身の解雇に関しては「ブレーク後はほとんどお仕事がなかった」ということで生活苦を告白されています。
吉本興業はかなりの人数の芸人が所属しているので、闇営業をしている芸人は一般人が考えるよりもはるかに多いと考えられますね。
こうなると吉本興業に限らず、そして芸人に限らず芸能会全体でも闇営業はあるのかなと思います。
企業の社長も、芸能人の知り合いがいることによって信用を得られるメリットがあるので、より多くの芸能人とお近づきになりたいんだそう。
最後に

闇営業のすべてが悪いと判断している方もいるようですが、反社のイメージの「闇」と闇営業の「闇」が重なってしまっていると思われます。ナイナイの岡村さんも、闇営業に関しては「直の営業が無いと食べていけない人がいるのもわかってもらえたら」と呼び掛けていますね。
それはそうとして、反社会的勢力が関係していることがかなり問題になっておりますが、もともと芸能系やエンタメ系の事務所には反社が関係していることがよくあるそうです。
演歌の世界では昔から当たり前の様ですし。
もっと言えば警察側と反社側で情報交換などの交流があるとのこと。
反社との関りが問題なのであれば、見るところは他にもありそうですよね。